バトナージ出演決定

ユウキ「に、兄さん! 出ましたよ!」
ヤライ「出た……? なにがだ?」
ユウキ「何言ってるんですか! 僕たちがですよ!
    僕たちがポケモンレンジャーバトナージに出てるんですよ!」
ヤライ「な……、な、な、な、なんだとォォォォッ!?」
ミライ「ちょ、ちょっとヤライ兄さん! 部屋の中で全力疾走は――」
ヤライ「は、はやくDSの画面を見せてくれェェェェッ!!」
ヨウジ「うおォッ!?」
ミライ「ああ!? 突き飛ばされたヨウジ兄さんが窓ガラスを割って木に突っ込んだわ!」
ユウキ「お、落ち着いてくださいヤライ兄さん! ホラ、ココですココ。ミッション10の序盤です」
ヤライ「お、おおおッ!! これは……。ま、まさか……本当に出してもらえるなんて……」

ヨウジ「いてッ! や、やめろ! こっちくんな!」
ミライ「ヨ、ヨウジ兄さんが宙吊りになったままオニスズメにつつかれてる!」

ユウキ「やりましたね兄さん! スタッフの方々は僕たちを高く評価してくれていたんですよ!」
ヤライ「あ、ああ……。これ以上に嬉しいことなんて無い……。ゆ、夢みたいだ……」
ユウキ「おや、兄さん。歓喜の涙ですか?」
ヤライ「バ、バカ野郎! これは目から汗が出ただけだ!」
ユウキ「ミライからバレンタインチョコを貰ったときもそう言ってましたよ?
   まったく素直じゃありませんねぇ、兄さんは」
2008/03/24(月)

ヨウジ「え? ウ、ウソだろ? マジでやばくね?」
ミライ「す、凄く大きなオニドリルがこっちに向かってくるわ!」

ヤライ「う、うるさいユウキ! 兄をからかうとは、おまえいつからそんなに偉くなった!」
ユウキ「ははは。まぁでも、これほどおめでたいことは滅多にありません。
   今日は盛大にパーティーといきましょう。
   ――ミライ。今日の夕食の準備は1人じゃあ大変ですから僕も手伝いますね」

ミライ「オニドリルがドリルくちばしの体勢に――
   え……? あ、うん! それじゃあさっそく、お買い物に行かないと――」
ヨウジ「助けろやッ!!」
2008/03/24(月)