バレンタイン

ヤライ「あのな、ちょっとお前らに話したいことが…」
ユウキ「なんです?今私達は新作に向けて新しい振り付けを考えているんですが…」
ヤライ「いや、その新作の事なんだが…」
ヨウジ「ユウキがかなりやる気があってな。俺もやっとやる気が出てきたんだ」
ヤライ「いや…それが言いにくいんだが…」
ミライ「ユウキ兄さんが途中まで考えた新しい振り付けかなりカッコイイのよ♪ヨウジ兄さんまでやる気を出すくらいなんだから♪」
ヤライ「実は新作に俺達の出番は無いんだよ!」
ユウキ「………は?」
ヨウジ「一体どういうことだよ!?」
ミライ「…………」
ヤライ「実はヤミヤミ団という組織が今回は出ることになっていて、俺達は出番を貰えなかったらしいんだ…」
ユウキ「そ、そんな…」
ヨウジ「ひ、ひでえ…じゃあ俺達はまだ部屋から出られないのかよ!」
ヤライ「ああ…残念ながら…」
ミライ「……兄さん達、はい、これ」
ユウキ「……?これは…チョコですか?」
ミライ「一日遅れちゃったけど、お祝いのバレンタインチョコ渡そうと思ってたんだ。お祝いとはいかなくなっちゃったけど…食べて!」
ヨウジ「ミライ…お前……俺達のために…」
ユウキ「お前だって辛いはずなのに…」
ヤライ「あ…ありがとうな…グスッ、(パクッ)、美味い…美味いよ…」
ヨウジ「なんだ兄さん、泣いてるのか?」
ヤライ「ち、違う!これは…目から汗が出ただけだ!」
ユウキ「今冬ですよ」
ミライ「ウフフッ♪」
2008/02/15(金)